マンションで水漏れがするミニシステムキッチンの交換
マンションにお住まいの方や、賃貸物件を管理されているオーナー様の中には、キッチンのシンク下から水漏れがしていて困っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
キッチンシンクの下は普段あまり見る機会が少ないため、水漏れに気づいたときにはすでに床や収納が濡れていた、というケースも少なくありません。今回は、マンションの一室で発生した水漏れをきっかけに、ミニシステムキッチンを交換することになった事例をご紹介します。水漏れの原因を調べる調査から、実際の交換工事までの流れを、専門知識のない方や工事の経験がない方にもわかりやすくお伝えしていきます。
【この記事はこんな方におすすめ】
・マンションのキッチンでシンク下から水漏れがしていて困っている方
・システムキッチンとセパレートキッチンの違いを知りたい方
・キッチンの水漏れがどのような流れで調査され、修理されるのか知りたい方
・賃貸物件のオーナー様や管理会社の方で、費用を抑えたキッチン交換の方法を知りたい方
・古くなったキッチンの交換を検討していて、業者選びの参考にしたい方
システムキッチンとは
キッチンの交換についてお話しする前に、まずキッチンの種類について簡単にご説明します。一般的なアパートや団地などでは、シンクのある流し台と、コンロを置くためのコンロ台が、それぞれ別々に設置されているキッチンをよく見かけます。このタイプは「公団型キッチン」や「セパレートキッチン」などと呼ばれており、ホームセンターや家電量販店で購入したガスコンロを、後からコンロ台の上に置いて使用するのが特徴です。流し台とコンロ台の間には高さの差があることが多く、見た目にも継ぎ目がはっきりとわかります。
一方、システムキッチンは、シンク部分とコンロを置く部分などが段差なく一体的につくられており、天板(ワークトップ)がつながった構造になっているキッチンのことです。継ぎ目が少なくすっきりとした見た目で、収納部分もあらかじめキッチン本体に組み込まれています。
今回交換したのは、マンションなどの限られたスペースにも設置できるコンパクトなタイプの「ミニシステムキッチン」でした。コンパクトなタイプであっても、シンクとコンロ、収納が一体になった構造は変わらないため、狭いキッチンでも使いやすく仕上がります。

シンクとコンロが一体化した構造
排水口付近に穴が開いたミニシステムキッチン
今回は、賃貸マンションのオーナー様から「一室のキッチンで、シンク下に水漏れがしているので修理してほしい」というご依頼をいただきました。入居者様からシンク下が濡れているとご連絡があったとのことで、水漏れの原因を調べるために現場へ伺いました。マンションのキッチンは収納扉の中に給排水管がまとめて設置されていることが多く、水漏れが起きても、扉を開けて確認しない限り気づきにくいという特徴があります。今回のケースでも、入居者様が普段は使わない収納の奥をたまたま確認した際に、床が濡れていることに気づいたそうです。
現地でキッチンの排水部分を取り外して確認したところ、シンクの排水口付近に小さな穴が開いていることがわかりました。この穴が水漏れの原因で、キッチンで水を使用するたびに、少しずつシンク下へ水が漏れてしまう状態になっていたのです。
ステンレス製のシンクに開いた穴は、段差なくきれいに補修することが難しく、部分的な補修だけでは根本的な解決にならないと判断しました。そこで、シンクだけを補修するのではなく、ミニシステムキッチン自体を交換する方法をオーナー様にご提案しました。ご検討いただいた結果、LIXILの「ティオ」への交換でお見積もりを提出し、正式にお申し込みをいただきました。商品を取り寄せたのち、改めて交換工事のために現場へ伺う流れとなりました。
シンクだけではなくキッチン全体を交換した理由
キッチンの水漏れというと、排水管やパッキンなどの部品を交換するだけで直せるとイメージされる方も多いかもしれません。実際に、排水ホースや接続部分からの水漏れであれば、該当する部品を交換するだけで修理できる場合もあります。
しかし、今回のようにステンレスシンクそのものに穴が開いている場合は、水漏れの原因となっているシンク自体への対応が必要になります。応急的な補修だけで済ませてしまうと、しばらくするとまた同じ場所から水が漏れてしまう可能性もあります。また、シンクの厚みや設置状況によっては、部分的な補修そのものが難しいケースもあります。
シンク下への水漏れをそのまま放置してしまうと、収納の内部や床など、周囲にまで水が回ってしまう可能性があります。木製の床材や収納の底板は水に弱く、水漏れが長期間続くと、腐食やカビの発生につながることもあります。
修理にかかる費用は原因によって異なりますが、早い段階でご相談いただくことで、被害を最小限に抑えられるケースも多くあります。水漏れに気づかないまま長期間放置してしまうと、フローリング床の張り替えなど、キッチン交換以外の工事も必要になり、結果的に費用がかさんでしまうこともあります。
ミニシステムキッチンの交換工事事例
ここからは、実際の交換工事の様子を、施工写真とともにご紹介します。まず、水漏れの原因となっていた既存のミニシステムキッチンを撤去しました。

キッチンを撤去した後は、床下の給水管や排水管の状態を丁寧に確認しました。配管に傷みや劣化がないことを確かめたうえで、新しいミニシステムキッチンの設置を行いました。今回は、キッチン本体だけでなく、ガスコンロとキッチン水栓についても、あわせて新しいものに交換しています。古い設備をまとめて新しくすることで、見た目だけでなく使い勝手も向上します。給水・給湯・排水など、必要な接続作業を一つひとつ丁寧に行ったのち、実際に水を流して最終確認を行いました。シンク下や排水の接続部分、蛇口の根元などから水漏れがないことを確認し、正しく取り付けられていることを確かめたうえで工事完了となりました。

ガスコンロと水栓もあわせて交換
施工前は排水口付近から水が漏れ続けていた状態でしたが、交換後はシンクや配管の接続部分もすべて新しくなり、安心して水を使用していただける状態になりました。見た目もきれいになり、オーナー様にも大変ご満足いただけました。新しいミニシステムキッチンは以前のものよりも収納スペースが使いやすくなっており、次の入居者様にも気持ちよく使っていただけそうです。
システムキッチンからセパレートキッチンへ交換して費用を抑える方法
古くなったシステムキッチンを交換する場合、必ずしも次も同じシステムキッチンにしなければならないわけではありません。特に賃貸物件の場合や、できるだけ費用を抑えてキッチンリフォームをしたい場合には、システムキッチンへの交換費用が予算に合わないこともあるかと思います。
そのような場合には、アパートや団地などでよく見られる「セパレートキッチン(公団型キッチン)」への変更を検討する方法もあります。流し台とコンロ台が分かれたシンプルな構成にすることで、商品や工事内容によっては、システムキッチンへ交換するよりも費用を抑えられる場合があります。ただし、必ず安くなるとは限らず、現在の給排水位置やガス設備、設置できるスペースなどによって、実際に施工できる内容は現場ごとに異なります。
「システムキッチンに交換する場合」と「セパレートキッチンへ変更する場合」の両方について業者に相談し、見積もりの内容を比較したうえで、予算やご自身の今後の使用方法に合わせて選んでいただく方法もおすすめです。どちらのキッチンにも、それぞれのメリットがありますので、迷った際には遠慮なくご相談ください。
マンションのキッチンの水漏れや交換、費用を抑えたキッチンリフォームについてお悩みの方は、株式会社くらしメンテまでお気軽にお問い合わせください。

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