
トイレの便座を温水洗浄便座に替えたいけれど、費用はできるだけ抑えたい。そんなご相談は、くらしメンテにも数多く寄せられます。今回は、パナソニックの「ビューティ・トワレCH951SPF」を取り付けた4件の工事を、写真とともにご紹介します。この便座の特徴や、取り付け工事の流れもお伝えしますので、交換をお考えの方はぜひ参考にしてください。
【この記事はこんな方におすすめ】
・今お使いの便座を、温水洗浄便座に交換したい方
・必要な機能にしぼって、費用をおさえた便座を選びたい方
・取り付け工事がどんな流れで進むのか、事前に知っておきたい方
・長年使った温水洗浄便座の買い替えを考えている方
・業者に頼む前に、実際の工事例を見て安心したい方
パナソニックのビューティ・トワレCH951SPFとは
パナソニックが作っている温水洗浄便座「ビューティ・トワレ」のうち、CH951SPFは比較的シンプルな機能をそなえたタイプです。便座だけを取り替えるため、便器そのものを替える必要がありません。
パナソニックの公式サイトでは、国内メーカーのほとんどの便器に取り付けられるとされています。ただし、便器の形や取り付け穴の位置によっては合わない場合もあります。購入前にお使いの便器に合うかどうかを確かめておくと安心です。
メーカー希望小売価格はオープン価格のため、実際の価格は販売店によって異なります。価格をおさえて便座を交換したい方に向いた、わかりやすい作りのモデルです。
必要な機能がそろった使いやすさ
洗浄機能では、おしり洗浄とビデ洗浄に加えて、ノズルが前後に動いて広い範囲を洗う「ムーブ洗浄」が使えます。ノズルは丈夫なステンレス製です。ノズルを使用前後に自動洗浄する機能があります。また、ノズルの汚れが気になるときは、専用のボタン操作で約1分間、洗浄水を流してノズルを洗浄することが可能です。
便座の機能では、使う時間帯の傾向を覚えて保温の温度を調整する「スマート暖房便座」が付いています。むだな電気を使いにくい仕組みです。なお、このモデルには脱臭機能は付いていません。
お手入れのしやすさも特徴です。便ふたは段差の少ないフルカバー型で、操作部は便座の横にある小さな袖(そで)の形をしています。でこぼこが少ないので、サッとふき取れます。便座の表面には銀イオンを使った抗菌加工がされており、便座の裏には小さな出っぱりがあり、すき間から床へ尿が漏れ出しにくくなっています。本体の高さは約11cmの薄型で、トイレの見た目もすっきりします。
色と品番について
色は2種類あり、品番が分かれています。パステルアイボリーはCH951SPF、ホワイトはCH951SWSです。便器や壁の色に合わせて選べます。
販売状況にご注意ください
CH951SPFは、パナソニックの公式情報で生産終了品と案内されており、後継品はCH961SPFです。現在は、販売店によって「在庫限り」や「取り扱い終了」と表示されており、いつでも買える現行製品ではありません。今から新しく選ぶ場合は、後継のCH961シリーズも含めて検討するのがおすすめです。後継のシリーズには、ノズルを使わないときに守るシャッターが付いていると、公式サイトに記載されています。在庫の有無や費用は時期によって変わりますので、お問い合わせの際にご確認ください。
温水洗浄便座の取り付け工事例①
1件目は、洗浄機能のない便座をお使いのお宅です。「毎日使う場所だから、温水洗浄便座にしたい」というご相談をいただきました。
現場の状況と作業の流れ
トイレは広くなく、作業できる場所がかぎられています。そこで、まず床にシートを敷いて、汚れや傷を防ぐ準備をしました。次に、便器の近くにあるコンセントの位置を確認します。温水洗浄便座は電気を使うため、コンセントが近くにあるかどうかがとても大切です。
作業は、水を止めてから、今の便座を外す手順で進めます。外した後の便器に、新しい便座を取り付けます。水道から便座へ水を送るため、水の通り道を2つに分ける部品もあわせて取り付けます。取り付けが終わったら、水漏れがないことを確かめ、実際に洗浄を動かして確認します。

取り付け穴の位置などを確認

取り付け後の様子
取り付け後は、操作部が便座の横にまとまり、足元まわりがすっきりしました。壁にリモコンを取り付けるタイプではないため、壁に穴をあける必要もありません。お掃除もしやすくなったと、お客様には感じていただけるはずです。工事の時間も長くかからず、その日のうちにすぐお使いいただけます。
温水洗浄便座の取り付け工事例②
2件目は、床が木目調のトイレです。便座を新しくしたいというご相談をいただきました。
現場の状況と作業の流れ
今の便座を外すと、便器の上に取り付け穴が見えます。この穴の位置に合わせて新しい便座を固定するため、取り付ける前に穴の位置や便器の形を、もう一度ていねいに確認します。ここがずれていると、便座がぐらつく原因になるためです。
位置を確かめたら、新しい便座を固定し、水を送る部品をつなぎます。そのあと電源プラグを差し込み、お湯が出るか、便座があたたまるかを確かめました。


すっきりした見た目
取り付け後の様子
新しい便座は、白い壁や木目調の床ともなじんでいます。作業が終わった後は、お客様にも洗浄の動かし方や、暖房便座の使い方をお伝えしました。
温水洗浄便座の取り付け工事例③
3件目は、すでに温水洗浄便座が付いているお宅の交換です。長く使ってきた便座を、新しいものに替えたいとのご相談でした。
現場の状況と作業の流れ
壁の上部に模様のある、おしゃれなトイレです。床にはマットが敷かれていました。作業の前にマットを動かし、作業スペースを確保した状態にしてから始めます。古い便座を外し、新しい便座を取り付けます。
古い温水洗浄便座を交換するときは、水の通り道の部品も新しいものに取り替えます。作業のあとは、水漏れがないか、お湯が出るか、暖房便座があたたまるかを、ひとつずつ確かめました。

長年お使いの温水洗浄便座が付いている


取り付け後の様子
新しい便座は、トイレ全体の雰囲気にもよくなじんでいます。見た目もすっきりして、気持ちよくお使いいただけます。長年の使い心地が、ぐっと新しくなったのではないでしょうか。
温水洗浄便座の取り付け工事例④
4件目は、淡いピンクの壁紙のトイレです。もともとは、クリーム色のトイレと温水洗浄便座をお使いでした。今回は、トイレとあわせて新しくする工事です。
現場の状況と作業の流れ
古いトイレを取り外すと、床の排水の穴が見えます。その後、床のクッションフロアを貼り替えてから新しいトイレを設置し、最後に新しい温水洗浄便座を取り付けました。仕上がりは、白い便器と白い便座で、トイレ全体が明るくなりました。

クリーム色の温水洗浄便座が付いている


取り付け前に確認したいこと
温水洗浄便座を選ぶときは、次の3点を見ておくと、工事がスムーズに進みます。
(1)お使いの便器の形と大きさ
(2)便器の近くにコンセントがあるかどうか
(3)便器の横や壁にある、水を止めるための栓(止水栓)の位置
ご自身で判断がむずかしいときは、写真を撮ってご相談いただくだけでも大丈夫です。
まとめ
4件の工事を通して、温水洗浄便座の取り付けでは、トイレの状況を確認し、水とコンセントの位置を見たうえで、順番に進めていくことが大切だとわかります。CH951SPFは、機能がシンプルで、お手入れもしやすい便座です。ただし、すでに生産を終えた製品のため、これから選ぶ場合は在庫の有無を確認し、後継品も含めて検討してください。
費用は、便座の本体価格に取り付けの工事費が加わります。トイレの広さや便器の形によって変わりますので、事前にお見積りをお出しします。温水洗浄便座は毎日使う設備です。取り付けや交換でお困りの際は、どうぞ安心してくらしメンテへご相談ください。ご要望をうかがったうえで、ご家庭に合った便座選びからお手伝いいたします。
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