浴室のGROHE(グローエ)シャワー水栓の交換
浴室に設置されているシャワー水栓は、メーカーや設置方法によって交換できる製品が異なります。特にGROHE(グローエ)などの海外メーカー製は、「同じメーカーでないと交換できないのでは」と迷う方もいらっしゃるでしょう。今回は、浴室に設置されていたGROHEのシャワー水栓を、形状や使い勝手の近いTOTO製水栓へ交換した事例をご紹介します。海外製水栓から国産水栓へ交換するときの確認ポイントや、水栓選びで失敗しないための注意点もあわせて解説します。
GROHE(グローエ)の浴室シャワー水栓
GROHE(グローエ)はドイツで生まれた水まわり設備のブランドで、日本の住宅やマンションでもキッチン水栓、洗面水栓、浴室のシャワー水栓などに使用されています。すっきりとした外観や独自のデザインが特徴で、浴室用には温度を調整しながら使用する混合水栓やシャワー製品など、さまざまなタイプがあります。
海外メーカーの水栓と聞くと、日本の配管には取り付けられない印象を持つかもしれません。しかし、GROHEは現在、日本のLIXILグループの一員となっていることもあり「海外製=すべて特殊な規格」というわけではありません。
GROHE公式でも、日本向けに輸入する製品には日本市場に合わせた改良や国内検査機関での検査を行っていると案内されています。
一方で、製品の年代や購入経路、設置方法によって仕様が異なる可能性があるため、交換時には現在の水栓を個別に確認する必要があります。
今回の浴室には、左右に操作部があり、中央からシャワーホースが伸びるGROHEのシャワー水栓が設置されていました。交換にあたっては、既存の取り付け位置や周囲のスペースを確認し、形状や使い勝手の近いTOTO製シャワー水栓を選定しています。メーカーを変える場合は、見た目が似ているだけで判断せず、実際の接続部分や寸法まで確認することが大切です。
グローエから国産水栓へ交換できる?
GROHEなどの海外製シャワー水栓を使っている場合でも、交換先が必ず同じメーカーになるとは限りません。現在の設置条件に合う製品があれば、TOTOなどの国産メーカーへ交換できる場合があります。今回も、既存のGROHEと取り付け部分や本体の形状が近いTOTO製水栓を選び、浴室の水栓を交換しました。
確認したいのは、水栓の取り付け方法、給水・給湯の位置、取り付け穴の位置や間隔(取付ピッチ)、水栓本体が収まるスペースなどです。浴槽や壁、カウンターとの距離も重要で、取り付け自体はできても、操作部が壁に当たる、吐水口が使いにくい、シャワーホースの取り回しが悪いといった状態は避けなければなりません。TOTOにも浴室用の台付き水栓など複数の取り付け方式が用意されているため、現在の浴室に合う製品を選ぶ必要があります。
国産水栓へ変更するメリットとしては、国内で流通している商品や交換部品を探しやすく、今後修理が必要になった際にも相談先を見つけやすいことが挙げられます。また、現在使っている水栓に近い操作方法の製品を選べば、交換後も使い方が大きく変わりません。
ただし、すべてのGROHE水栓をTOTOなどの国産水栓へ交換できるわけではありません。既存配管や浴室の構造によっては、同じメーカーの後継品や別の方法を検討したほうがよい場合もあります。購入前に対応できる業者へ写真や品番を見せ、設置可能か確認してもらうと安心です。
GROHEからTOTOへの交換工事
ここからは、今回のGROHEからTOTOへのシャワー水栓交換を、施工写真に沿ってご紹介します。
1.交換前のGROHE水栓

交換前は、浴槽横の取り付け面にGROHEのシャワー水栓が設置され、シャワーホースとスライドバーを備えた状態でした。まずは既存水栓の形状、取り付け位置、浴槽や壁との距離などを確認し、交換する水栓が無理なく収まるかを見ます。
2.既存水栓の取り外し

既存のGROHE水栓を取り外すと、給水・給湯側の接続部分が見える状態になります。写真でも、水栓本体を外したあとの2か所の接続口を確認できます。新しい製品へ交換する際は、この接続位置や設置面の状態を確認しながら作業を進めます。
3.TOTO製水栓の取り付け
今回は、既存のGROHEに近い形状のTOTO製シャワー水栓を取り付けました。既存の浴室設備との位置関係を見ながら本体を設置し、シャワーホースなどを接続していきます。海外製から国産製へ変更する場合も、既存の取り付け位置を活かせる製品が見つかれば、大がかりな浴室工事をせずに水栓を交換できる場合があります。
4.動作・水漏れ確認
取り付けが終わったら、水とお湯が正常に出るか、温度や水量の操作に問題がないか、接続部分から水漏れしていないかを確認します。水栓交換では、新しい製品を取り付けるだけでなく、実際に水を流して異常がないことを確かめるところまでが重要です。
5.交換完了

最終確認を終えて交換完了です。GROHEからTOTOへメーカーは変わりましたが、既存水栓に近い形状を選ぶことで、浴室全体を大きく変更せずシャワー水栓を交換できました。このように、設置条件が合えば海外製から国産製へ変更できる場合があります。
海外製シャワー水栓を交換するときの水栓選び
海外製シャワー水栓から交換する場合は、「メーカー名」だけでなく「どのように取り付けられているか」を確認することが重要です。浴室水栓には、壁に取り付けるタイプ、浴槽横などの台に取り付けるタイプ、配管や水栓本体の一部が壁の中に納まるタイプなどがあります。GROHEでも壁付や台に取り付けるタイプ、埋込タイプなどが展開されており、見た目が似ていても同じ方法で交換できるとは限りません。
業者へ相談するときは、水栓全体が写った写真、取り付け部分の写真、メーカー名や品番が分かる表示、浴槽や壁との位置関係が分かる少し離れた写真などがあると、交換候補を探しやすくなります。水栓の裏側など無理に撮影しようとせず、見える範囲で構いません。品番が分からない場合でも、複数方向からの写真があると状況を伝えやすくなります。
交換費用は、新しく取り付ける水栓本体の価格、交換工事費、必要な部材、設置状況によって変わります。追加の加工や配管調整が必要になれば、その分費用が変わることもあります。自分で水栓を購入してから業者へ依頼すると、現場で適合しないことが分かる場合もあるため、商品選びから相談する方法もおすすめです。
水漏れや操作不良が部品交換で直せる場合は修理という選択肢もありますが、古い水栓では交換部品が見つかりにくいケースもあります。修理費用と本体交換の費用、今後どのくらい使用したいかをあわせて比較すると判断しやすいでしょう。
古いGROHE水栓でお困りの場合
長く使用しているGROHEのシャワー水栓で、水漏れする、温度や水量の調整がしにくい、ハンドルの動きが悪いといった症状がある場合は、部品の修理だけでなく水栓本体の交換も検討できます。同じGROHEの製品へ交換する方法だけでなく、設置状況が合えば、今回の事例のようにTOTOなど国産メーカーの水栓へ変更できる場合もあります。
ただし、浴室の水栓は製品ごとに取り付け方法や寸法が異なります。特に海外製から国産製へ変更するときは、取り付け穴の位置、給水・給湯の接続、周囲のスペースなどを確認し、適合する製品を選ぶことが欠かせません。価格だけで購入してしまうと、現場で取り付けられず、商品を選び直すことにもなりかねません。
株式会社くらしメンテでは、浴室のシャワー水栓をはじめ、水まわり設備の修理や交換についてご相談を承っています。GROHEなど海外製の水栓で「同じ製品が見つからない」「国産水栓へ交換できるか知りたい」という場合も、まずは現在の水栓や浴室全体が分かる写真をご用意ください。
設置状況を確認したうえで、修理や交換の方法をご案内します。費用や交換する水栓で迷っている方も、お気軽に株式会社くらしメンテへご相談ください。
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