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賃貸アパートの天井から水が落ちてきた!階下漏水の原因特定から緊急修理までの事例

賃貸アパートにお住まいの方にとって、天井からの水漏れは大きな不安を感じるトラブルです。上の階から水が漏れている場合、原因がすぐにはわからず、どこに相談すればよいか迷われることも多いでしょう。「なぜ天井から水が落ちてくるのか」「修理にはどのくらい時間がかかるのか」「費用はどれくらいかかるのか」など、さまざまな疑問が次々と浮かぶことでしょう。今回は、実際に弊社が対応した賃貸アパートの階下漏水事例をご紹介します。お客様からのご連絡から、現場調査、原因の特定、緊急修理、その後の復旧までの流れをご紹介します。同じようなトラブルでお困りの方の参考になれば幸いです。

【この記事はこんな方におすすめ】
・天井から水が落ちてきて困っている方
・階下漏水の原因や修理の流れを知りたい方
・賃貸アパートの管理会社や大家様
・築年数の古い建物の配管トラブルに不安がある方
・水道修理業者選びの参考にしたい方
・入居者様とのトラブル対応に不安を感じている大家様

突然、天井から水が落ちてきた

ある日、賃貸アパートの1階101号室にお住まいの入居者様、そして隣にお住まいの大家様から「天井から水が落ちてきた」という緊急のご連絡をいただきました。お電話の様子から、入居者様も大家様も大変驚かれ、慌てていらっしゃる様子がうかがえました。このような水漏れのトラブルは、時間が経つほど被害が広がってしまう恐れがあるため、私たちはご連絡をいただいてすぐに現場へ駆けつけました。

天井崩落・破片が散乱した現場。突然、天井から水が落ちてきたそうです
天井崩落・破片が散乱した現場。突然、天井から水が落ちてきたそうです

現場に到着してみると、天井の一部がすでに崩れ落ち、室内には水を含んで重くなった天井材の破片が散乱している状態でした。天井材は水分を吸うと強度が落ち、自重に耐えられなくなって崩落してしまうことがあります。幸い、崩落したときに部屋の中に人がいなかったため、大きなけがにはつながりませんでしたが、一歩間違えば危険な状況だったといえます。

まずは応急的にバケツを設置して、落ちてくる水を受け止めながら、天井裏の状況を確認していきました。点検を進めたところ、天井裏を通っている給水管・給湯管のいずれかから水が漏れている可能性が高いことがわかりました。さらに部屋の位置関係や水の落ちてくる場所、天井のシミの広がり方などから総合的に判断し、真上にあたる201号室側の配管に原因があると考えられましたここまでの段階では、まだ漏水箇所そのものは特定できていません。次に、天井裏を実際に確認しながら原因を突き止めていきます。

漏水箇所の特定

漏水調査でまず知っておいていただきたいのは、天井から水が落ちてくる場所と、実際に配管が漏れている箇所が、必ずしも同じとは限らないという点です。水は照明器具の取り付け部分や火災報知器の周辺、配線が通る小さな隙間などを伝って移動し、漏水箇所から離れた場所から滴り落ちることがあります。そのため、目に見える水漏れの箇所だけを見て「ここが原因だろう」と判断してしまうと、原因を見誤り、かえって被害を広げてしまう恐れがあります。

天井の開口・調査の様子。漏水箇所を特定します
天井の開口・調査の様子。漏水箇所を特定します

今回も、天井裏の構造や配管の通り道、梁や配線の位置などをあらかじめ予測したうえで、天井を2か所開口して調査を行いました。むやみに天井を開けてしまうと、必要以上に部屋を傷めてしまうため、できるだけ最小限の範囲で確認できるよう工夫しながら作業を進めています。

天井裏の配管をクローズアップしたところ
天井裏の配管の水漏れ箇所をクローズアップした写真です

実際に天井裏の配管を確認したところ、給湯管に使用されていた銅管の一部に小さな穴(ピンホール)が生じており、そこから湯が勢いよく噴き出していることがわかりました。銅管は耐久性に優れた配管材ですが、年数の経過とともに内部から少しずつ薄くなり、やがて小さな穴が開いてしまうことがあります。今回のように天井裏という目の届きにくい場所で発生した場合、症状が進むまで気づきにくいという特徴もあります。こうした漏水箇所の特定には、配管の配置や建物の構造に関する知識に加え、豊富な現場経験が欠かせません。

漏水が確認できます

緊急漏水修理

漏水箇所が特定できたところで、これ以上被害が広がらないよう、その場ですぐに緊急の修理を行いました。ピンホールが発生していた銅管の該当部分を切断し、漏水箇所のみを新しい配管へと交換しました。配管の交換自体はよくある作業ですが、今回は狭い天井裏での作業となったため、周囲の梁や電気配線を傷つけないよう慎重に進める必要がありました。

交換後の新しい配管
交換後の新しい配管写真です

交換後は実際に水を通し、接続部分から漏れが生じていないかを丁寧に確認したうえで、水漏れが完全に止まったことを確かめてから修理を終了しました。単に水を止めるだけでなく、修理箇所に負荷をかけた状態でしっかりと確認することが、再発防止につながります。

配管の修理が完了した翌日からは、内装業者による天井や壁紙の復旧工事が始まりました。崩れ落ちてしまった天井材を取り除き、下地を整えたうえで新しい部材を張り替えていく作業です。水道の修理だけでなく、内装の復旧まで含めて行うことで、入居者様が安心して元の生活に戻れるようになります。

階下漏水は配管修理だけでは終わらない

階下漏水のトラブルは、配管を修理すれば解決するというものではありません。水が流れ込んだ天井や壁紙(クロス)、木部などは、そのままにしておくと傷みが進む恐れがあります。特に木材は、長期間水分を含んだ状態が続くと、腐食してしまったり、シロアリの被害を招いたりする可能性があります。見た目には乾いているように見えても、木材の内部にまだ湿気が残っているケースもあるため、専門業者による確認が安心です。

復旧作業中の室内。階下漏水は配管修理だけでは終わりません
復旧作業中の室内。階下漏水は配管修理だけでは終わりません

今回のケースでも、配管の修理後に天井や壁紙の張り替え工事を行い、湿気を含んだ部材を早めに取り除くことで、建物全体への影響を最小限に抑えることができました。漏水は放置するほど被害が広がり、修理費用もかさむ傾向があります。少しでも異変に気づいた際には、早めにご相談いただくことで、結果的に費用や手間を抑えられます。「これくらいなら様子を見よう」と思わず、気になる点があれば早めにご相談いただくことをおすすめします。

築35年を超えたアパートは配管更新も検討

今回漏水が発生したアパートは、建築から約35年が経過している建物でした。築年数が経過した建物では、配管の経年劣化が進んでいることが多く、今後も同じような漏水が発生する可能性があります。実際に、今回の修理をきっかけとして、大家様からは給湯管全体の更新工事についてお見積りのご依頼をいただきました。

部分的な修理を繰り返すという方法もありますが、状況によっては、給湯管全体を計画的に更新したほうが、長期的に見た費用を抑えられる場合があります。漏水が発生するたびに緊急対応や内装の復旧工事が必要になることを考えると、あらかじめ配管を更新しておくことで、そうした突発的な出費や手間を減らせる可能性があるためです。

特に賃貸アパートでは、漏水が発生するたびに入居者様や大家様それぞれに負担がかかってしまいます。入居者様の生活への影響や、大家様の修繕費用など、関わる方すべてにとって望ましいことではありません。そうした影響を最小限に抑えるためにも、築年数の経過した建物では、計画的に配管(水道管)の更新を検討することが有効な対策のひとつです。

天井からの水漏れは、原因がわかりにくく、不安を感じやすいトラブルです。少しでも異変を感じた際は、被害が大きくなってしまう前に、専門業者であるくらしメンテにご相談ください。原因の調査から修理、その後の復旧までしっかりとサポートいたします。

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