急に水道使用量が増えて水道メーター検針員から漏水の可能性を指摘された!漏水の事例
ある日突然、水道料金の請求書を見て驚いたことはありませんか。
今回ご紹介するのは、ご家庭の水道使用量が急に増加し、水道メーター検針員の方から漏水の可能性を指摘されたお客様からのご相談事例です。ご家族で水まわりを確認しても原因がわからず、弊社にて詳しい調査を行いました。
目に見える場所の点検から、専用の機器を使った調査まで、実際にどのような流れで漏水箇所を絞り込んでいくのか、実際の調査の流れに沿ってご紹介します。ご自宅で同じような不安をお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください。
【この記事はこんな方におすすめ】
- 水道使用量が急に増えて不安に感じている方
- 水道メーター検針員から漏水の可能性を指摘された方
- ご家族で確認しても水漏れの原因がわからない方
- 壁の中や床下など見えない場所の水漏れが心配な方
水道メーター検針員から漏水の可能性を指摘
今回ご相談をいただいたお客様は、ある月の水道料金の請求書を見て、いつもより大幅に金額が高くなっていることに気づかれました。ご家庭の人数や生活スタイルはこれまでと変わらなかったため、心当たりがまったくなかったそうです。まずはご家族で、キッチンや浴室、洗面台、トイレなど水を使う場所を一通り確認されました。しかし、蛇口の下や床が濡れているといった様子はなく、目で見てわかるような水漏れは見つからなかったとのことです。
そんな折、水道メーターの検針にいらした担当の方から「メーターの動き方から見て、漏水の可能性があります」というお話があったそうです。水道メーターには、家の中で水がまったく使われていない状態でも、パイロットマークと呼ばれる部分が回転し続けているかどうかを確認できる仕組みがあります。すべての蛇口を閉め、洗濯機や食洗機なども止めた状態でメーターが動いている場合、どこかで水が漏れ続けているサインである可能性が高いのです。
ご家族だけで原因を特定するのは難しいと判断されたお客様は、専門の業者による調査が必要だと考え、弊社に漏水調査のご依頼をいただきました。ご相談をいただいた際には、いつ頃から水道料金が高くなったのか、家族構成や普段の水の使い方に変化がなかったかなど、細かくお話をうかがい、状況を整理するところから調査を始めています。
水道料金の急な増加や、水を使っていないのにメーターが動くという異常は、漏水を疑うわかりやすい手がかりになります。ご自宅で同じような状況に気づかれた場合は、慌てずに、まずは水道メーターの動きを確認していただくと、その後の調査もスムーズに進めやすくなります。
目に見える場所を徹底調査
ご依頼をいただき、まずは目で見て確認できる場所を一つずつ丁寧に調べていくことから調査を始めました。最初に取りかかったのは、床下にもぐっての点検です。床下には水道管や給湯管が通っていることが多く、配管のつなぎ目やジョイント部分から水がにじみ出ていないか、水たまりができていないかなどを確認していきます。
床下の点検では、専用のワイヤーカメラも使用しました。ワイヤーカメラとは、先端に小型のカメラが取り付けられた細いケーブルを床下や狭い隙間、必要に応じて配管内部へ挿入し、モニター画面で状況を確認できる調査機器です。

人の目や手が届かない場所でも状態を詳しく確認できます。

床下は全体的に乾いており、水がしみ出たような跡や湿った様子は見当たりませんでした。続けて、トイレ、洗面台、キッチン、浴室など、ご家庭の水まわりを1か所ずつ丁寧に点検していきました。パッキンのゆるみや、配管の接続部分のサビ、蛇口の根元からのにじみなど、水漏れが起こりやすい箇所を中心に確認しましたが、いずれの場所にも目立った異常は見つかりませんでした。
ここまで念入りに調査を行っても目に見える範囲で異常が見つからないとなると、次に疑われるのは、壁の中や床下の奥、あるいは地中に埋設されている配管、いわゆる「隠ぺい配管」からの漏水です。隠ぺい配管は建物の構造の内部に隠れているため、目視での確認が難しく、より専門的な調査方法が必要になります。
テストポンプによる漏水調査
目に見える場所からは原因を特定できなかったため、次に行ったのが「テストポンプ」という機器を使った調査です。テストポンプとは、水道管や給湯管の内部に一時的に圧力をかけ、その後、時間の経過とともに圧力がどのように変化するかを確認する調査方法です。配管のどこかに漏水箇所があると、密閉した配管内の圧力を保持できなくなるため、時間の経過とともに圧力が低下します。反対に、圧力の数値がほとんど変化しなければ、その系統の配管には漏水がないと判断できます。
この調査方法のよいところは、壁の中や床下の奥、地中など、目では直接確認することができない配管であっても、圧力の変化という数値の形で漏水の有無を判断できる点です。今回は、水道水を送る給水管と、給湯器で温めたお湯を送る給湯管を別々に分け、それぞれにテストポンプをかけて、どちらの系統に問題があるのかを切り分けていきました。

圧力をかけたあと、しばらく時間を置いてから、あらためて圧力計の数値を確認しました。その結果、給水管側の圧力はほとんど変わっていませんでしたが、給湯管側の圧力は時間の経過とともに少しずつ下がっていることがわかりました。この結果から、今回の漏水の原因は給湯管にあるということが判明しました。
なお、テストポンプによる調査は、床や壁を壊すことなく行える点も大きな特長です。まずはこうした方法で漏水の系統を絞り込み、そのうえで必要な工事の範囲を判断することで、お客様のご負担をできるだけ少なくできます。
原因は見えない給湯管の漏水
テストポンプによる調査の結果、壁の中や床下、地中などに埋設されている給湯管のどこかから水が漏れていることがわかりました。床下や水まわりといった、目で見て確認できる場所には異常がなかったため、原因を特定するまでにいくつもの調査工程を積み重ねる必要がありました。

このように、壁の中や地中に埋まっている配管からの漏水は、見た目では気づきにくく、発見が遅れてしまうことも少なくありません。もし水道使用量の増加という異変がなければ、そのまま気づかずに時間が経過していた可能性もあります。今回の調査では、こうした段階を踏むことで、漏水箇所が給湯管にあるところまでを特定することができました。今後は、この給湯管を新しいものに交換する、いわゆる引き直し工事が必要になると判断しています。
後日、給湯管の引き直し工事を実施予定
今回は、漏水の原因を特定するための調査事例としてご紹介しましたが、後日、実際に給湯管を新しいものに引き直す(給湯管の交換)工事を行う予定です。工事の詳しい様子につきましては、あらためて別の記事にてご紹介させていただく予定ですので、あわせてご覧いただければと思います。
水道料金が普段よりも急に高くなった場合は、ご自宅のどこかで、目に見えないところから漏水が起きている可能性があります。今回のケースのように、検針員の方からの指摘がきっかけとなり、早い段階で漏水を発見できることも少なくありません。水漏れをそのまま放置してしまうと、建物の劣化が進んだり、水道料金がかさんで家計への負担が大きくなってしまったりすることがあります。
今回の事例のように、目に見える場所を丁寧に調べたうえで、テストポンプなどの専用機器を使って原因を絞り込んでいくことで、床や壁を大きく壊すことなく、必要な工事の範囲を見極めることができます。少しでも「おかしいな」「水道料金が高い気がする」と感じたら、無理にご自身で調べようとせず、早めに専門の業者へ調査を依頼することをおすすめします。くらしメンテでは、今回のようなご相談にも丁寧に対応しておりますので、気になることがございましたらお気軽にお問い合わせください。

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